ドラゴンフルーツで毛糸を染めよう【草木染め】
宮古島みやげでサボテンの実、ドラゴンフルーツをもらいました。
切ってびっくり。赤身のドラゴンフルーツなんてあるんですね。レッドドラゴンと呼ばれているもののようです。
鮮やかなピンク。何系の色素か調べてみると、ベタレインでした。
ベタレインは窒素を含む化合物で、フラボノイドと同様に糖類と結合することで安定で水に溶けやすくなり、細胞中では液胞に含まれています。(農研機構 花き研究所 花の基礎知識より)
さらに、服に付くと落ちにくいとの情報を得て、これは草木染めをしたら面白そうね〜、ということで早速、娘(一号)と挑戦です。
ちょっともったいないですが、実を潰しま〜す。
染めるための毛糸はこれ。羊毛(ウール)100%の極太毛糸を選びました。
ドラゴンフルーツのペーストを鍋に入れて、食酢をドボドボと投入(食酢の酢酸濃度は4〜5%ということなので、ペーストと食酢が1:1くらいなら、全体として酢酸濃度が2〜2.5%かな、といういい加減な感じ)。さらに毛糸を投入して、毛に染色液を馴染ませたら、沸騰直前状態で15分ほど煮込みます。さらに、火を消して15分ほど放置。
種とか入っちゃっているけど気にしない・・・(気にする方は液を濾してから染色に使って下さい。)
あとは流水中で良く洗って、完成!
大変良い色に染まりました。さて、この毛糸で何を作ろうかな。
今回の参考文献
ドラゴンフルーツの果皮を用いた絹布(シルク)の染色